オルタネータ破損 & 走行中にバッテリーが底を突いた時の実体験を紹介。
クルマのオルタネータ(発電モーター)が破損 発電不能になり、 走行中 バッテリーの蓄電量が底をついたらどうなるか。
実際に体験、危険な状態に陥った時の様子を紹介します。
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【 結論 】
走行中にバッテリーが底をついたら
エンジンが停止 します。
いきなりエンジンが停止するのではなく、クルマの駆動に影響が少ない電装系から順番に停止していきます。
オーディオ → エアコン → 照明 → パワステ
そして最後にエンジンが停止します。
この一連の流れはクルマの制御コンピュータが判断して行いました。
私のクルマ(ホンダ アコード)の場合はインフォメーション ディスプレイに
バッテリー残量が少なくなりましたので ◯ ◯ を停止します
という警告メッセージが出て、次々と電装系がシャットダウンしていきました。
まるで死へのカウントダウンのようで怖かったですが、この流れがあるおかげで クルマを安全な場所へ停車させる余裕ができたと言えます。
私の体験では、最初の警告メッセージが表示されてから 15分ほどでエンジンが停止しました。
クルマのエンジンは、燃料噴射や各種センサーなど多くの機構を制御コンピュータで制御されています。
電力の供給が無くなる = エンジン停止
ということになります。
【 オルタネータとは 】
クルマが必要とする電力を生み出すための発電機のことです。
エンジンの動力を利用して駆動します。
走行中 オルタネータで発生させた電力を、エンジンの制御コンピュータ、各種センサー、照明、エアコンなど、クルマの全ての電装部品に供給しています。
余った電力はバッテリーに蓄電しています。
走行中の電力は、ほとんどをオルタネータの発電によってまかなわれています。
【 オルタネータが破損したらどうなるか 】
オルタネータによる電力供給になんらかの支障が出た場合、バッテリーマークの警告灯が点灯(赤色)します。
オルタネータの発電による電力の供給がストップすると、バッテリーに蓄電された電力の供給に切り替わります。
バッテリーの残量が無くなると、走行中であれば エンジン停止、停車中であれば始動不能となります。
バッテリーのみでの電力供給は、使用頻度や状況にもよりますが、2日くらいは持つと思われます。
しかし、バッテリーマークの警告灯が点灯したら、速やかに点検してもらうことをお勧めします。
【エンジン停止までの経緯 】
● 故障にあった車種
2006年式 ホンダ アコードワゴン CM1
● 故障にあった時期とその時の走行距離
2012年 走行距離 50,000km
● 経緯
木曜日の朝、会社へ出勤中 バッテリーマークの警告灯が点灯。
金曜日の朝、エンジン始動が不安定になる。
金曜日の夕方、会社からディーラーへ移動する途中エンジン停止。
ディーラーの目の前でエンジンが停止したので、そのまま運んでもらいました。
大事故を起こして周りの方々に迷惑をお掛けしなかったことが幸いでした。
以上でございます。