コロナ禍の家庭に役立つ お父さんの「個食」生活
コロナ禍中。
緊急事態宣言が出されてひと月あまり。自宅に篭る家庭では、普段感じることのなかったストレスが、ふつふつと溜まりだしているのではないでしょうか。
そのストレスの一つ。
お父さんが朝から晩まで家にいる!
このストレスは、世の奥様方が一番痛感していることではないでしょうか。その主要因が 食事の用意。家族のために3食作ることは家事の中でかなりの負荷労働です。
そこで、このコロナ禍中。私が心掛けていること、というより普段からやっていたことが外出自粛で自宅に篭る家族にあって、とても都合が良かったので、紹介します。
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それは、「個食」という食生活。
広辞苑 では、
家庭で、家族が揃って食事せず、各自ばらばらな時間に食べること。
Wikipedia の概要欄 冒頭には、
日本にて1990年代より家庭のありようや一家団らんの習慣が失われつつあることを憂う延長で使われるようになった言葉である。
とあります。
更に、6つの 【 こ食 】として
「孤食」「個食」「固食」「粉食」「小食」「濃食」は、
家庭の食育(生きる上での基本であって、知育、徳育や体育の基礎となるべきもの、料理、マナー、栄養、食文化の教育)を高める上で障害になる問題点として注視されています。
このように、家庭環境での個食は、あまり良くないこととして捉えられています。
ですが、それは置かれた環境によって異なり、例えば、子供が独立した夫婦生活において「個食」は推奨される場合もあります。
相手の食事を作ることに労力を払うより、各々が自分の食事を用意し、食べ終えたら自分で後片付けをしたほうが、お互いが 1日の生活を自由に効率的にすることができるという訳です。
私の「個食」方法
私は、朝食の「個食」は、結婚当初から、昼食の「個食」は3年前から行っています。現在は、妻がする私の食事の用意は、夕食だけになります。
とは言っても、私は大したことをしている訳ではありません。
⚫︎朝食は、前日 妻が作ってくれた夕食の残りとお米を食べて済ませる。
夕食時、自分のおかずを食べる前に半分に分けて残しておき、朝、それを温めて食べます。できればエネルギー量(カロリー)が高いものを残すようにしています。夜は大量に食べる必要がないので、いわゆる腹八分目で良いのです。例えば、夕食の献立がハンバーグ2個の場合、1個を朝食に回すといった具合です。
⚫︎休日の昼食は、レトルトやインスタント麺、スープをおかずに、お米を食べる。
インスタント麺は、炒め野菜や卵などをトッピングするだけで、立派な料理になります。お味噌汁に卵やキムチを足すだけでも良いです。物足りない時は、菓子パンをプラスして済ませます。一汁一菜 の精神です。
⚫︎全て自分でクローズする。
食事の準備、後片付けを自分で行う事は当然ですが、「個食」の食材は自分で調達します。深く考えることはありません。家族とスーパーに行った際、自分の食べたい物を選ぶだけです。
実は、食事の用意もさることながら、食材を調達することも、かなり労力を必要とします。家族分の食材を、期間、量、費用を考えながら買い物をしてみるとわかります。自分のお昼ぐらいは自分で決めたいところです。
基本的に、朝昼はエネルギー重視、栄養バランスは夕食の奥様の料理で補うことができるので、好きな物を選べば良いのです。但し、奥様の会計上の検閲はありますが・・・
夫の「個食」継続ポイント
⚫︎料理をしない
⚫︎一汁一菜で良い
⚫︎食べたいものを自分で選ぶ
夫の「個食」は、パートナーに負担を掛けないことが目的なので、継続してこそ意味があります。
頑張って料理を始めると長続きしません。基本は、一汁一菜で十分です。
SNSなどで紹介されている簡単な料理を、一品だけ作るのも良いです。
スーパーの豊富なインスタント商品を選ぶだけでも楽しいですよ。
無理をしないことが一番重要ではないかと思います。
以上でございます。